【実録】Claude CodeだけでWordPress改修&AIチャットボット実装した手順

「WordPressのデザインを修正したい」「チャットボットを組み込みたい」──こうした要望を、コードを1行も手打ちせずにAIとの対話だけで実現できたらどうでしょうか?
今回、Claude Code(Anthropic社のAI開発CLI)を使って、WordPressサイトのデザイン修正からAIチャットボットの実装まで、約1時間で完了しました。
この記事では、実際に行った作業内容と、Claude Codeの実力をお伝えします。
今回のサイトの状況
- WordPress + Twenty Twenty-Five子テーマ
- トップページはカスタムテンプレートでダークテーマ
- 固定ページ(お問い合わせ等)はデザインが未整備
- チャットボット未実装
Claude Codeで実施した7つの作業
1. サービスセクションのデザイン改善
課題:トップページのサービスカードがほぼ透明で見づらかった
やったこと:
- グラスモーフィズム風カード(半透明 + ぼかし効果)に変更
- 青いグローボーダーを追加
- 各サービスにアイコンを追加
- ホバーエフェクト(浮き上がり + 光る影)を実装
「サービスの箇所が見づらいので修正して」と伝えただけで、Claude Codeがデザイン案を3パターン提示。選択するとCSSとHTMLを自動で書き換えてくれました。
2. 固定ページのテンプレート作成
課題:お問い合わせページが親テーマのデフォルト(白背景)のまま
やったこと:
- ダークテーマ統一の
page.phpを新規作成 - Contact Form 7のフォーム要素もダークテーマに対応
- 入力欄、送信ボタン、エラーメッセージ、送信完了メッセージをすべてスタイリング
「トップページを参考に修正して」という指示だけで、トップページのデザインを分析し、統一感のあるテンプレートを生成してくれました。
3. 個別記事テンプレートの作成
やったこと:
- ブログ記事用の
single.phpを新規作成 - 記事メタ情報(日付・カテゴリ)のデザイン
- 引用ブロック・コードブロック・テーブル等のダークテーマ対応
- 「ブログ一覧に戻る」ナビゲーション追加
4. AIチャットボットの実装
これが今回の最大の成果です。
「サイトに組み込むチャットボットを制作できますか?AI開発について聞いたら提案して無料相談に誘導する感じで」と依頼しただけで、以下が自動生成されました:
- フロントエンド:サイト右下に表示されるチャットウィジェット(CSS + JavaScript)
- バックエンド:WordPress AJAX経由でGemini APIを呼び出すPHP処理
- システムプロンプト:MYARM AIのサービス内容を理解し、適切に提案・誘導するAI設定
チャットボットの機能:
- ユーザーのAIに関する相談に自然な日本語で応答
- 3つのサービス(AIシステム開発・AI×営業支援・AI人材育成)に基づいて提案
- 無料相談ページへ自然に誘導
- 会話履歴を保持して文脈のある対話
- スマホ対応のレスポンシブデザイン
5. ローカルプレビュー環境の構築
WordPressはPHP + データベースが必要なため、通常はローカルで簡単にプレビューできません。Claude Codeに相談したところ、PHPを使わない静的HTMLプレビューファイルを自動生成してくれました。
ブラウザでHTMLファイルを開くだけで、CSSの変更をすぐに確認できるようになりました。
6. スクショ共有の効率化
Claude Codeはターミナルベースのツールなので、画像のCtrl+V貼り付けができません。そこで「ss」と2文字打つだけでクリップボードの画像を保存するコマンドを作ってもらいました。
$ ss
C:\Users\...\clip_20260221_022521.png
これにより、エラー画面やデザインのスクショをすぐにAIと共有できるようになりました。
7. サービス名変更・ニュースセクション改善
細かな修正も対話で完了:
- サービス名の変更(「AI開発・スクール」→「AIシステム開発」等)
- ニュースセクションに「ブログ一覧を見る」リンクを追加
- Contact Form 7の入力項目テンプレートも生成
Claude Codeを使って感じたメリット
コードを知らなくても指示できる
「サービスの箇所が見づらい」「トップページを参考に修正して」といった日本語の指示だけで、CSSやPHPのコードが生成されます。プログラミング知識がなくても、やりたいことを言葉で伝えればOKです。
ファイルの構造を自動で把握する
Claude Codeはプロジェクト全体のファイル構成を自動で読み取ります。「どのファイルを修正すべきか」を人間が判断する必要がありません。WordPressの親テーマ・子テーマの関係や、プラグインの構成も理解した上で提案してくれます。
複数ファイルを一気に生成・編集
チャットボットの実装では、CSS・JavaScript・PHPの3ファイルを整合性を保ちながら同時に生成。手作業なら数時間かかる作業が数分で完了しました。
トラブル対応もリアルタイム
今回、ファイルアップロード後にサイトが表示されなくなるトラブルが発生しました。スクリーンショットをClaude Codeに見せたところ、原因を即座に特定し、復旧手順を案内してくれました。
作業時間の比較
| 作業内容 | 手作業の場合 | Claude Code |
|---|---|---|
| サービスセクション改善 | 1〜2時間 | 約5分 |
| 固定ページテンプレート作成 | 2〜3時間 | 約5分 |
| 個別記事テンプレート作成 | 2〜3時間 | 約5分 |
| AIチャットボット実装 | 4〜7日 | 約30分 |
| その他細かな修正 | 1〜2時間 | 約5分 |
| 合計 | 5〜8日 | 約52分 |
注意点
FTPアップロードは慎重に
今回、wp-config.phpのFTP転送で文字化けが発生し、サイトが一時的にダウンしました。重要なファイルを編集する際は、必ずバックアップを取り、サーバーのファイルマネージャーでの直接編集も検討してください。
APIキーの管理
チャットボットのようなAPI連携機能を実装する場合、APIキーの管理が必要です。今回はGemini API(Google)を使用し、予算上限の設定方法までClaude Codeに案内してもらいました。
キャッシュのクリア
WordPressでキャッシュプラグイン(LiteSpeed Cache等)を使用している場合、ファイルをアップロードしても変更が反映されないことがあります。更新後は必ずキャッシュをパージしましょう。
まとめ
Claude Codeを使えば、WordPressサイトのデザイン修正からAIチャットボットの実装まで、対話だけで実現できます。
特に印象的だったのは以下の3点です:
- 日本語で指示するだけでプロ品質のコードが生成される
- スクショを見せるだけでエラーの原因特定・解決策を提示してくれる
- 複数ファイルの整合性を保ちながら同時に編集できる
AI開発ツールの進化により、Web制作の効率は劇的に変わりつつあります。
「自社サイトにもAIを導入したい」「業務をAIで効率化したい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
公開日 2026/02/21